わいせつ雑誌を河原へ投棄、巡査長に罰金10万(読売新聞)

 佐賀県警の20歳代の男性巡査長が、河川敷にわいせつな写真が掲載された雑誌などを不法投棄したとして廃棄物処理法違反の罪で罰金10万円の刑事処分を受けていたことが分かった。

 県警は昨年11月2日付で巡査長を本部長訓戒としていたが、公表しなかった。

 県警監察課によると、巡査長は昨年5月30日ごろ、佐賀市内の河川敷にファッションや成人向けの雑誌など16冊、菓子の空き箱や請求書など計26点(重さ約11キロ)を不法投棄した。同6月9日、清掃活動していた住民が発見し、県警佐賀署に通報。同署は請求書のあて名などから巡査長と特定して廃棄物処理法違反容疑で書類送検し、佐賀区検が略式起訴した。巡査長は罰金10万円の略式命令を受け即日納付した。

 同課の聴取で巡査長は「昨年3月頃からゴミを私用車に積んでいた。河川敷にゴミが捨ててあったので、捨ててしまった」と話しているという。

 同課は「私的な行為の場合には停職処分以上で発表する」とする警察庁の指針に基づき、公表しなかったという。

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